LA SPORTIVA TRANGO ALP GTX |
LA SPORTIVA TRANGO ALP GTX
(スポルティバ トランゴアルプGTX)
¥44,100(税込)
・Color:Red
・Weight:約780g(1/2足)
前回ご紹介した「TRANGO S EVO」をより堅牢な作りにした、長期縦走向きのモデルです!
3シーズン(春・夏・秋)向けマウンテンブーツは、アッパー素材の柔らかさやソールタイプによって幾つかの種類に分けられます。
主だった違いを「TRANGO ALP」と「TRANGO S EVO」で比較してみます!
まずはアッパーの素材。
トランゴアルプに使用されているのは、北イタリア・南チロル地方にあるペルワンガー社が作る天然レザー。
ペルワンガーのレザーは特殊な製法でなめされる事により撥水性・通気性が高く、堅牢で型崩れもしにくい為、昔から高級な登山靴に使用され定評のあるレザーです。
このペルワンガーレザーを使用する事でトランゴアルプのアッパーには剛性感があり、重い縦走用バックパックを背負って険しい道を歩き続けても靴が負けにくく、足への負担を軽減してくれます!
対してトランゴSエボに使用されているのは、撥水性・通気性・耐久性を高めた合成皮革である「ロリカ」と、防水加工された「コーデュラナイロン」です。
天然レザーに比べて、ロリカやコーデュラは軽量でしなやかなので、装備を軽量化したスピーディーな登山に向いていると言えます。
次にソールタイプの違い。
前回もご紹介したとおり、トランゴSエボには岩場でのフリクション性能に優れた「ビブラム・ムラツ」ソールが採用されています。
またこの「ビブラム・ムラツ」ソールは、足裏感覚、操作性を高める為に柔らかめのラバーで作られており、ブロックの凹凸も低めです。
ただ、柔らかい素材はどうしても耐久性が低くなってしまう為、頻繁に山へ行かれる方や重い荷物での縦走に使っているとソールが減りやすく、低い溝は更に低くなり、グリップ力も低下してしまいます。
それに対してトランゴアルプのビブラムソールは硬めで、クライミングゾーンも無く、凹凸も高くなっています。
凹凸が高くソールが硬い事で足裏感覚や操作性は劣るものの、重い荷物を背負って長時間歩く際、石や岩等による突き上げ感が足に伝わりにくく、路面状況によって足が変形しにくい為、歩く距離や時間が長くなる程、足の疲れにくさに違いが出てきます。
また、ソールの耐久性にも優れています。
細かい部分ですが、トランゴアルプには足首部分だけでなくシューレース部分のアッパー素材にも「Flex Tech2」が使用されているので、紐を締めた際のフィット感が抜群です!
比較的ワイズもあるので、足幅が広く甲が高い方でも履いていただけますよ~!
尚、今回ご紹介したスポルティバのブーツだけでなく、他社製品も同じように使用されている素材やソールのタイプによって得意・不得意がありますので、ご自身の目的に応じたブーツを選ぶ事で、より快適な登山を楽しんでいただけると思います!
是非とも、店頭で実際に足を入れていただき、ご自身の足形にあった1足をお探し下さいね!
それと最後に、現在参加者募集中の7月開催トレッキングイベントをお知らせ!
★濁河温泉から登る御嶽山トレッキング★
今回は初級者から中級者向けトレッキングイベントです!
初夏の涼を求めて御嶽山・濁河温泉(小坂口)から、五の池・飛騨頂上を目指します!
時間と体力に余裕があれば、「継子岳」まで足を延ばす予定です!
詳しくはこちらでご確認下さい!
ご予定が合う方のご参加をお待ちしております!